ホラクラシー「的」経営

パワーコンテンツジャパン株式会社にも人が増えてきました。現在、7名体制(2018年4月)で会社を運営していますが、今後人が増えることを想定し、もう一度組織のことを改めて考えようと思い、組織に対して求める姿を追求して、一ヶ月くらい没頭してきました。そして、最終的に「ホラクラシー経営」というものに出会いました。

この「ホラクラシー経営」というのが、ここ数年の組織運営のトレンドのようです。ホラクラシー経営とは、従来のようなヒエラルキーを排し、経営層が意志決定するというトップダウン型ではなく、組織全体に権限を分散させ意思決定させる経営手法のことです。

出典:Holacracyホラクラシー/日本の人事部

弊社はホラクラシー経営にとても近い形態をとっていますが、完全にホラクラシー経営をしているかというとそうではなく、厳密には異なります。

ホラクラシー経営では先ほどの定義の通り、組織全体に権限を分散させます。そのため、役職がないのがホラクラシーの特徴です。会社には代表取締役は外せないので代表取締役は私がしていますが、弊社も基本的に役職はなく、組織図もありません。意思決定は基本的にミーティングで行なっています。指示命令がそこまで多くないというところも、他の一般的な会社と違うところです。

指示命令権まで失くしてはならない

ただ、完全に指示命令がないわけではありません。この指示命令権があるのは大事だと考えています。

ホラクラシー経営の背景には、権力を持つと暴走するという考えがあります。そのため、権力をなくしていくというのがホラクラシー経営の特徴でもありますが、権力・権限は極めて重要だと私は考えています。どのような場面で大事かというと、それは危機的状況においてです。

危機状況においては、責任者が責任を持って組織をコントロールをする権限を持っていなければ、かなり危険なことになります。そういった意味では「経営者」という立場は残すべきですし、経営者は最低限の権限・権力を持っていないといけないと考えています。

社員と社長では責任の比重が違う

「権力やエゴをなくす」というホラクラシー経営の発想からすると、この考えは「社員と社長で差をつけるのか」という帰結になりやすいのかもしれません。

ですが、社員と社長で差をつけるのは当然のことです。社員と社長では責任の比重が違う 社長が上、社員が下ということではなく、責任の比重が違うということ。中小企業では社長が100%株主でしょうから、会社が潰れたら社長が全責任を負うことになります。

会社が危機的状況に陥ったときに社長に権限がないということは、ひいては自分の人生を自分でコントロールできないということにも繋がります。それに、会社の緊急事態にもミーティングで意思決定をしなければならないとなると、迫り来る危機に対応できません。そうならないためにも、最低限の権力は残しておくべきです。

最低限の権力は経営者に残しつつ、通常の会社運営の中で権力を振りかざすシーンがあってはならないというのが弊社の考えであり、価値観です。