■何でも知っているが、何にも知らないのが魅力?

プロ士業であれば「ハブ」機能を持っていて、どのようなジャンルの相談が来ても、自分の資格で対応できない業務については、自身の士業ネットワークから紹介等の対応をするものです。ですから、基本的にはどの士業にどんな相談を持っていっても問題ありません。ただ、その中で窓口としてベストな資格を挙げるとすれば、行政書士を最初の窓口にするのも、ひとつの活用方法です。 理由は、そもそもの業務範囲がかなり広範囲なため、色々な点にアンテナが立てやすい。言い換えれば、広く浅くいろんなことを知っている行政書士が多いため(中には無知な人もいるんですけど)、とりあえずの窓口として行政書士を選ぶのは良い選択だと言えるでしょう。詳細までは知らないけれど、広く浅く様々なことを知っていて重宝するという行政書士がいたら、それは貴重な存在です。 会社設立や許認可、登記はもちろんのこと、税務、労務、知的財産、マーケティング等、知っていれば最初にやれることって多いものです。ですから、拡張性も含めて、広く浅くものごとを知っている行政書士は、拡張型のプロ士業として、お付き合いをすることをお勧めします。

■提案させたいのであれば報酬はケチらない

これは行政書士に限りませんが、コンサルティング業務やそのほか高度なことをお願いしたいのであれば、報酬は絶対にケチるべきではありません。高い報酬が、士業のポテンシャルを引き出します。特に、広く浅く対応できそうな行政書士であれば、高い報酬を提示して、何ができるかを提案させるのが最大の活用方法です。 例えば、コンサルティングを月額で契約する場合に、行政書士から5万円の契約料を提示されたら、10万円を逆提案してみましょう。10万円なら、どのような仕事ができますか?と。拡張性を考慮すると、ほかの士業よりも面白いものが出てくるかもしれません。 横須賀輝尚 パワーコンテンツジャパン株式会社 代表取締役/特定行政書士

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