■顧問契約を持つ司法書士は優秀である可能性が高い
司法書士は、行政書士と並んで「スポット業務」中心と言われる資格です。ですから、普通に考えると、税理士や社労士と違って、「顧問先」を持つことはまずありえません。ですから、もしあなたが出会った司法書士が定期的な報酬が発生している顧問先を持っていたら、優秀な司法書士である可能性は極めて高いといえます。 なぜ、顧問先を持っていると優秀だといえるのかといえば、スポット業務中心の司法書士に「いつもいてほしい」と思われるほどの提案力、実務能力、企画力などの実力が備わっているからです。ですから、司法書士の見極めに「顧問先があるか」というのは、非常にわかりやすい目安となるでしょう。 それとともに、司法書士の優秀性をはかるには「顧問契約をお願いするとしたら、どのようなことをやってもらえますか?」と聞くのが手っ取り早い。ここで大した提案がでなければ、やはりそれまでの人だということになります。
■リアルを知っている司法書士は重宝する
前述のとおり、登記でミスる司法書士はまずいません。ですから、どの司法書士に依頼しても、遜色ない登記が仕上がります(というか、単純な登記なら誰がやってもほぼ同じ)。 では、どこに差があるかといえば、実態、それも最新のものを知っている司法書士でしょう。 例えば、会社設立ひとつとっても、いまはバーチャルオフィスでは、銀行口座をつくることができない可能性があります。かつては住所の差で銀行口座がつくれない、なんてことはなかったのですが、オレオレ詐欺等の事件が社会問題化し、銀行としてはできるだけ怪しい口座はつくらない方向になりました。 何も知らない司法書士は、バーチャルオフィスでも登記だけはできますから、その後口座ができなくても知らんぷり。そういう意味で、きちんと実態を知っている司法書士に依頼をすべきだといえます。 同様に、会社設立の際にも、株主構成、決算期、役員構成などのリアルな相談に乗ってくれる司法書士を選ぶべきです。
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