いきなりステーキ社長の文書添削 ☆☆☆☆☆(2019年12月28日投稿記事)

【Think more.】いきなりステーキ社長の文書添削 ☆☆☆☆☆
社内にAmazon Echo show 5 を導入した横須賀輝尚です。2020年からあさイチのMTGは、「アレクサ、今日の予定は?」から始まります。社員はついてくるのだろうか😂人工知能時代と言われて久しいですが、とにかくいまはそういった類いのものに触れていかないとね。本当に浦島太郎状態になってしまう。いま触れておかないと、全部「機械」って呼ぶことになってしまいそうで、ある意味正念場です。アレクサはピカチュウも呼んでくれるよ!はて。

さて、ネットでは様々なものが晒し上げられる毎日ですが、いきなりステーキの社内文書が出回っていて、ネットではちょっとした話題になってます。

https://twitter.com/lTfC8qI4PATLiaC/status/1204692435042852864
これ、業績不振と言われる(店舗閉鎖が続いてる)いきなりステーキの社長から社員、おそらくアルバイトに向けて送られてきたという噂の文書です。これを本当にいきなりステーキの社長が書いたのか、ゴーストがいたのか定かではありませんが、またこのサロンメンバーに関係者がいたら申し訳ないですが、この文章はライティング的には0点と言ってもいいくらい、誰も動かさない文章です。

要約すると、

・給料払ってんだろ
・良い会社だろ?
・恵まれてるだろ?
・だったらもっと頑張れるだろ?
・家族も呼んでこいや
・いいからもっと努力せいや

みたいな感じです。あえて乱暴に書いてますが、これは受け取る側との関係性をまったく考えておらず、そして正直な感情が出過ぎです。これでは頑張ろうとは思えない。しかも、飲食店ですから、基本的にはアルバイトが多いハズ(違ったらすみません)。将来が関係する正社員ならともかく、アルバイトなんか正直会社が潰れようとも、ひとネタできたくらいに思っておらず(スタバのようにめちゃめちゃ教育されていれば別ですが)、「はーん、この会社あかんのか。別のとこいったろ!」くらいのものです。ですから、「給料払ってんだろ?恵まれてるよな?だったらもっと笑顔で接客せいや!もっとお前らがんばらんかい!」と言っても、「そりゃ社長は現場で働くわけじゃないし、なんでお前の会社のためにそこまで頑張る必要があるんかい」って感じです。

つまり、バイトからしたら他人事なんです。

だから、もし本当に業績不振で、アルバイトのひとりひとりを動かそうと考えたら、まったく違う文章を考える必要があります。例えば流れは次の通り。

・報道されている当社の状況について
・正直、苦しい状況にあります
・もしかしたら、アルバイトはじめ、私(社長)のような思い入れを持って一所懸命働いていないかもしれない
・でも、このお店(グループ)は、私がこのような理念を持ってつくったもので、私は絶対に諦められない事業なのです
・ですから、正直にお伝えします
・このお店を助けてください
・私の給与は1年間返上します。当然休みも返上です。
・結果を出した店舗には、必ず賞与等で還元します
・必ずお約束します
・少しでも気持ちが動いてくれたのなら嬉しいです
・これからもこのグループをよろしくお願いします

雑に書いてますけど、あの文書よりもマシかと。ポイントは、そもそも「仲間」じゃないんです。アルバイトは。だから、「手伝ってもらっている人」くらいのスタンスでいかないと、本当に他人事。「知らない人から何で頼まれなきゃならないの?」状態。そして、ここまできたら、正直に伝えて、末端の人でも動くようなメッセージ性がないと。今回はそれを「助けてください」にしてます。

で、このお達しをしたあと、全店舗を社長がまわり、社員・アルバイトに頭を下げ、「よろしくお願いします」と伝えまわる。これが正解だと思う。暇があったら全文書いてみてもいいですけど、興味ある人はいいね押してください。50個くらいついたら、書き下ろします。

では、仕事に戻りまーす。

※今日は何が言いたかったのかわかりませんが笑、文章の話がしたかったんだと思います😂

*四谷会議:”無料”士業・コンサルタントオンラインサロン(横須賀輝尚主宰)


士業・コンサルタントのための無料オンラインサロン四谷会議です。「四谷会議」は、「新しい法律実務家の世界を創る」をミッションに日々活動し、士業の未来研究を行う横須賀輝尚の企画と頭脳、研究結果を公開し、あなたとともに「もっと考える」を身に付けることを目的としたオンラインサロンです。一般的なオンラインサロンと比べるとコミュニケーション性はやや薄め。基本的には横須賀輝尚が考えていることや継続中のプロジェクトの進行を記事で知ることができ、また企画にも参加ができる思考力を深めるためのオンラインサロンです。コンセプトはGet “Think more.”。Facebookグループアカウントがあれば、すぐに無料で入会できます。

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※2020年3月現在、450名以上のサロンメンバーが参加されています。

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