選ばれる人になるために

どうしても自分が担当したい業務があるときや、取引先に自分を選んで欲しいとき、確かに、「やりたい」と手を上げることは簡単です。ですが、それで選ばれるなら苦労はしません。どうやったら「選ばれる」人になれるのでしょうか。

「選んでもらう」という発想をまずやめる

「やりたい」と思っているのに選ばれないのなら、そこには力不足、知識不足、タイミングが悪いという理由が考えられますが、「自分を選ばざるを得ない状況を作り出す」というのが私のやり方です。

「自分を選んでもらう」には、社内でも社外でも、「どう考えてもこの人しかいないだろう」という状況を作り出すしかありません。選んでもらいたいという気持ちは「お願い」なんです。

これは人脈作りと一緒ですが、自分に魅力があれば、人は勝手に来てくれます。「人脈を作りたい」と思っている段階というのは、自分に魅力がない段階なんです。そして、まず「先方が適任だと思う人はどんな人だろうか」というところから考えていくことが大事です。

やりたい仕事を獲得したいなら

何か仕事が生まれたときに、「私がやりたいです」と手を上げる積極性はとても大事です。意思を表示しないと「やる気がないのかな」と思われてしまって選ばれない可能性もある。そのとき、あまり押しすぎるのではなく、適正な意思表示に止めること。「他にも適任者がいればどうぞ」というスタンスでいるといいです。しつこいと逆効果になることがあります。

そして、自分に既に与えられている仕事はしっかり終えていることが大事です。自分の仕事が中途半端なのに「新しいことをやりたい」といっても通りません。求められているレベルの少し上くらいまではこなしておくこと。

これもバランスが重要で、例えば100の仕事を任されているとしたら、110くらいの仕事ぶりを見せるのがコツです。行きすぎて150くらいの仕事ぶりを見せてしまうと、「そっちの仕事にいって欲しい」と言われてしまう可能性が出てきてしまう。ただ、90くらいの出来では「まだ新しい仕事は任せられないね」という話になります。

それから、自分の仕事に少し余裕があることを見せておくことも大事です。「他にできることはありませんか」と聞くという積極性を見せましょう。例えば新規事業があるのなら、それについて下調べをして、関心があることを示すのもひとつの方法です。

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