よくわからない迷信に頼りだす

パニック時や混乱期は、様々なことに手を出そうとする傾向があります。

私は占いなどの類を100%否定するわけではありません。中には一見占いのように見えても、数百年、数千年計測し続けた統計学をもとにしたものもありますし、実際にそういった学問によって業績を伸ばしている社長は存在しますし、そういう社長に会ったこともあります。

しかし、この末期間近の混乱期に新しくそういったものに手を出すのはやはり危険な証拠。税理士、コンサルタント依存の行く末が、この「よくわからないもの」頼りなのかもしれません。

同じく、否定するわけではなく適切に使えば価値のあるものだとは思いますが、そういった類のことを言わなかった社長が、「宇宙法則」「引き寄せ」「シンクロニシティ」などのワードを口にし始めたり、あるいは同じく突然「靴を磨くと運気が上がる」「感謝の気持ちを1日1000回唱えると成功する」とか言い出したら、やっぱりちょっともう終わりが見えてきている感じがしちゃいますよね。

「近々大金が手に入る」は死亡フラグ

まあ、実際にこのドラマや映画のような「近々、大金が手に入るんだ……ニヤリ」みたいなセリフを言うような社長はいないと思いますが、近い趣旨のことを言う人もいます。

一万円札

写真=iStock.com/gyro
※写真はイメージです

ひとつは個人の金策。

経営者仲間にお金を無心するようになったら末期です。

同じ社長ですから、当然負けてられないというプライドがあります。そういった「ライバル」でもある経営者仲間にお金を借りだしたらほぼアウトと言えるでしょう。

そのほか、大金系でいえば、まずは「借りる」ということになります。

これも借り先がヤバくなれば、当然危険度も上がります。あとは投資系の話。「○○が値上がりする」とか特に海外のよくわからん投資話で「お金が入る」は危険なシグナルだといっていいでしょう。

よく考えれば、大金を手に入れられる術を持っているのであれば、最初からそれをやればいいわけです。窮地になって、いままでとは別の方法で「お金が入る」ってやっぱりちょっとおかしいですよね。

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